こんにちは、YoPiです。
「車中泊にぴったりの車ってどれだろう?」
「ハイエースは憧れるけど、街乗りで使いこなせるかな…」
「維持費やDIYの難易度も気になる…」
そう思っていませんか?僕も車中泊を始める前は、全く同じように悩んでいました。
今回は、車中泊のベース車両として人気の3車種、トヨタ・タウンエース、トヨタ・ハイエース、日産・キャラバンを徹底的に比較します。僕自身、ハイエースを検討したものの、最終的にタウンエースを選んだ経験から、それぞれの車の特徴や選び方のポイントを正直にお伝えします。
この記事を読めば、あなたの車選びの不安がきっと解消されるはずです。
人気3車種を徹底比較!サイズ・価格・維持費は?
まずは、車選びで特に気になる項目を比較表にまとめました。
比較項目 | トヨタ・タウンエース | トヨタ・ハイエース | 日産・キャラバン |
---|---|---|---|
ボディ種類 | 標準 | 標準 / ワイド | 標準 / ワイド |
全長 | 約4.0m | 約4.7m〜5.3m | 約4.7m〜5.2m |
全幅 | 約1.6m | 約1.7m〜1.88m | 約1.7m〜1.88m |
全高 | 約1.9m | 約1.98m〜2.28m | 約1.99m〜2.28m |
新車価格 | 約200万円〜 | 約240万円〜 | 約240万円〜 |
中古価格相場 | 約80万円〜 | 約150万円〜 | 約130万円〜 |
燃費 | WLTC: 12.9km/L | WLTC: 10.8〜12.9km/L | WLTC: 11.2〜12.4km/L |
自動車税 | 約1万円台 | 約1.5万円〜2万円台 | 約1.5万円〜2万円台 |
車検 | 毎年(4ナンバー) | 毎年(4ナンバー) | 毎年(4ナンバー) |
※記載のスペック、価格は代表的なグレードの概算です。年式やモデル、ボディタイプによって異なります。
車両サイズ(取り回しのしやすさ)
3車種の中で最もコンパクトで、普段使いしやすいのがタウンエースです。全長も短く、狭い道や駐車場でもストレスなく運転できます。
一方、ハイエースやキャラバンには、車中泊で人気の「ワイドボディ」や「スーパーロング」といった様々なボディタイプがあります。特に、全幅1,880mmのワイドボディは、荷室をより広く使える反面、日本の狭い道路や住宅街、コインパーキングなどでは、かなり運転に慣れが必要です。
僕の自宅周辺は道幅が狭く、ハイエースのワイドボディでは家の通路を曲がるのが難しいと判断し、購入を断念しました。この「取り回しのしやすさ」が、僕がタウンエースを選んだ大きな理由の一つです。
新車・中古車価格帯
新車価格は、タウンエースが約200万円からと最も安く、初期費用を抑えたい人には大きな魅力です。中古車市場でも価格相場が比較的安いため、「まずは安く試してみたい」という初心者にはぴったりです。ハイエースとキャラバンは新車価格が高めですが、中古車でも人気が高く、リセールバリュー(売却時の価値)も期待できます。
維持費(税金、燃費など)
3車種とも商用車用の4ナンバー(※)のため、自動車税は比較的安価ですが、車検は毎年受ける必要があります。乗用車の5ナンバー(2年ごと)に慣れている人にとっては、少し手間だと感じるかもしれません。
※一部5ナンバーのグレードもあります。
燃費は、カタログ数値上では大きな差はありませんが、実際の走行ではタウンエースが最も良く、次いでキャラバン、ハイエースという順になることが多いようです。ハイエースやキャラバンは排気量や車重が大きいため、特に高速走行や長距離移動では燃料費がかさむ傾向にあります。
車内空間とDIY難易度
車中泊で最も重要な「車内空間」は、やはりハイエースとキャラバンが圧倒的に広いです。特に「ワイドボディ」や「スーパーロング」は、車内で大人がゆったり過ごせるほどの空間があり、本格的なDIYカスタムには最適です。
一方、タウンエースは荷室長が約2mあり、ベッドキットを設置すれば大人2人が就寝するには十分な広さです。荷室に余計な凹凸が少ないシンプルな構造なので、僕のようなDIY初心者でもカスタムしやすいのが最大の魅力でした。
カスタムパーツの豊富さ
カスタムパーツの豊富さでは、ハイエースが圧倒的です。内外装を問わず、驚くほど多くのカスタムパーツが販売されており、自分だけのオリジナルな車を作りたい人には最高の車種です。キャラバンもハイエースに負けず劣らず多くのパーツがあり、タウンエースも定番車種としてパーツは豊富ですが、やはりハイエースには及びません。
個人的な話ですが、外装のデザインはキャラバンが一番好みです。スタイリッシュで、商用車っぽさを感じさせないデザインが魅力ですよね。
筆者がタウンエースを選んだ理由
僕がハイエースやキャラバンではなく、タウンエースを選んだ理由は大きく2つあります。
- 自宅周辺の道路事情: 先ほども触れたように、僕の自宅は道幅が狭く、ハイエースでは通行が困難でした。コンパクトなタウンエースなら、普段使いでも全く問題ありません。
- 「まずはDIYを試したい」という目的: 当時、車中泊が本当に続くか分からなかったので、まずは安価な中古車で思いっきりDIYに挑戦してみたかったんです。タウンエースは中古市場でも手頃な価格で見つかりやすく、DIYの情報も豊富だったので、僕の目的にぴったりでした。
まとめ:結局、どの車があなたに合っている?
3車種を比較してきましたが、それぞれに個性があり、どれが一番とは一概には言えません。あなたの車中泊スタイルに合わせて選ぶのが一番です。
- トヨタ・ハイエース: 圧倒的な広さとカスタムパーツの豊富さから、「本格的な車中泊カスタムをしたい」「車内空間を何よりも重視したい」という方におすすめです。
- 日産・キャラバン: ハイエースに匹敵する広さを持ちながら、「スタイリッシュなデザインも譲れない」「乗用車ライクな乗り心地も重視したい」という方におすすめです。
- トヨタ・タウンエース: 3車種の中で最もコンパクトで、「街乗りでも使いたい」「初期費用や維持費を抑えたい」「DIYで気軽にカスタムを楽しみたい」という方におすすめです。
まずは、あなたのライフスタイルや、何を一番重視するのかを考えてみてください。そして、もし可能なら実際にレンタカーなどで試乗してみるのが一番確実です。この記事が、あなたの理想の車中泊車両を見つける一助となれば嬉しいです。